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とうとうパリを離れる日になってしまった。
飛行機は4時過ぎの便だが余裕をみて 1時頃アパートを出ようと思う。 しかしアパートを返す手続きもあるし その前に掃除もしなければならないので 結構タイトな日になりそうだ。 朝、通りひとつ隔てたブローニュの森を 散策した。 パリの中心街のこんな近くにこんな自然が 残っている森があるのには本当に驚きだ。 歩けども歩けども森は続く。 ジョギングシューズを持って来なかったので ジョギングは出来なかったが こんなところでジョギングできたら 楽しいだろうな、と思う。 バンコクでは走るところがないので もっぱらトレッドミルの上を走っているが 退屈で苦痛な事この上ない。 森や山のコースのビデオを見ることはできるが 所詮ビデオなので退屈なのはおなじだ。 パリは歴史のある街だが適当に近代的だし こんなに自然が残っている所もあるし 住むことができたらどんなに楽しいことだろうか。 こんなことを考えながら歩いていると パリを離れるのが寂しくてたまらない。 今はのんびり森をあるいているがあと何時間か 後には長くてつらい帰国の旅になるのだ。 アパートの掃除も終わり、とうとう アパートを離れるときが来た。 ドアを閉める時フラッシュバックのように 10何年か前、4年以上住んだ サンタモニカのアパートを 離れる時のことを思い出した。 その時は振り向くと涙が出そうな気がして 後ろを見ずにドアを閉めたがその時の 気持ちを思い出した。 大荷物を持って通りに出るとその瞬間、 運がいいことに大きなワンボックスワゴンの タクシーが来た。 パリに来た時はスーツケースの中に スーツケースを入れて荷物を極力減らして来たのだが それでもシャルルドゴール空港で拾ったタクシーが プリウスだったため荷物を入れるのに苦労した。 帰りは荷物が倍になっているのでワンボックスワゴンみたいな タクシーが来るといいなあと思っていたのだが 絶妙のタイミングで思っていたとおりのタクシーが 来たのだ。 今回のパリ滞在は最初から最後までついていた。 思ったより早く空港に着いた。 配偶者が消費税の返還の手続きを しているあいだ寒いところで待っていたのだが 体がぞくぞくしてきた。 熱が出て来たようだ。朝ブローニュの森を散歩したときは 元気だったのに。 パリを離れたくない気持ちが病気にさせるのだろうか。 子供のときにもそんなことがあった。 ルフトハンザのラウンジでは食欲がないので何も食べず 体が暖まりそうなカルーアをちょっとだけ飲んだ。 ミュンヘン行きの便。 一応ビジネスクラスだがカーテンで仕切られているだけで 席はエコノミーと同じ。 損な感じなのでエコノミーは満席なのに ビジネスは自分たち以外は1人だけ。 離陸し、パリの街を眼下に見る。 夕陽を見ながらパリの街に別れを告げる。 配偶者と別々に座る。いつも一緒だったのでたまには 別々もいい。 軽食。少ししか食べられず。 ミュンヘンのラウンジ。 ミュンヘンだけあってビールの種類が豊富。 本来なら嬉々として全種類制覇するところだが 体調が悪いため無理そうだ。 やはりミュンヘンといえばドイツビールに プレッツェル。 でも小瓶の半分も飲めなかった。 カバンの中に体温計が入っている事を思い出し 体温を計ってみると38度ある。 帰りのロングフライト、つらそうだ。 ミュンヘンからバンコクへ向かう便は 最近では珍しい747。 昔よく乗った2階席だ。静かでくつろげる。 熱があり体がだるかったのでずっと寝ていた。 途中トイレに一回起きただけでバンコク到着の30分前に 配偶者に叩き起こされるまでぐっすり寝ていた。 夢うつつで随分揺れている気がしていたのだが 配偶者に聞くと静かなフライトで全然揺れなかった そうだ。 熱にうなされた夢だったのだろうか。。。 バンコクに着いたらギラギラした熱帯の太陽が 迎えてくれた。久しぶりの灼熱の陽だ。 街や車が金属反射で鋭く光っている。 この太陽を見て救われたような気がした。 明日からまた熱砂の日々が始まる。 体はバンコクに帰って来たが 魂はパリに置いて来てしまったので 抜け殻みたいな状態で普通の生活に 戻れるのであろうか。。。
by sheenatsilom
| 2014-03-06 21:35
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