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パラモーターおたくのタイ放浪記


心臓弁膜症、網膜中心動脈閉塞等を乗り越えてパラモーターに挑戦するおたくの日記
by ポヨさん
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バックパッカーになれなかった男。3 

タイ各地での放浪の旅からバンコクに戻ってきて
タイを去る日にふとバンコク楽宮ホテルのことを
思い出し訪ねてみることにしました。

まず、ヤワラーに行ってそこから地球の歩き方をたよりに
ソイを歩きながら探しましたが今なら簡単に行ける
7月22日ロータリーにもたどり着けない有様でした。

結局、帰国便の出発時刻がせまり、あこがれの楽宮ホテル
探訪はかなわなかったのです。

その後、米国留学とかいろいろな人生の転機が重なり
楽宮ホテルのことは記憶のかなたに押しやられていました。

そして最近、何かのきっかけでバンコク楽宮ホテルの文字
が目に留まり、バックパッカーの旅にあこがれた日々が
記憶の奥底から蘇ってきたのです。

そこで昔かなわなかった夢の楽宮ホテル探訪に再挑戦
してみることにしました。

まず、7月22日ロータリーを目指します。
すると、朽ちかけた幽霊ビルが目に留まります。
a0238635_157511.jpg

ここはジュライホテルだった所です。
ここは一時期、楽宮ホテルと並びバックパッカーのオアシスかつ
聖地だったようです。
ところが、日本のTVでドラッグ中毒者の巣窟というように
大袈裟に報道されてしまったため、その後、警察の手入れが
厳しくなり、閉鎖に追い込まれたいわくつきのホテルだそうです。

ジュライロータリーの中からジュライホテルを見る。
a0238635_16122785.jpg

このジュライロータリーは昔は木がうっそうと繁っていて
夜になると売春婦の人々、それをあてこんだ屋台が集まってきた
そうですが、今は防犯のためか木は切られてしまい
南国の陽光が容赦なく照りつけ、人影もありません。

この熱い太陽の下でジュライホテルを見ていると
熱せられたコンクリートから立ち登る陽炎の向こうで
ホテルの窓が時を超えて次々と開き、昔のバックパッカーたちの
幻が見える、そんな気がしてきました。

ジュライホテルの大きなエントランスの前には屋台が陣取り
おばさんが昼寝をしています。静寂な午後のひとときです。
a0238635_15102374.jpg



ホテルのエレベーターホールを見上げる。
強者どもの夢の跡。
a0238635_1514437.jpg



ジュライホテルからホワランポーン駅方面に歩いて行きしばらく探し回ると
ありました!楽宮ホテルの看板の跡が。。。
随分前に閉鎖されてしまったらしく入り口のシャッターにはベニヤ板が
貼り付けてありました。
a0238635_15105548.jpg

看板には楽宮大旅社と書いてあったようです。
タイ語では「ロングレーム、サンティパープ」と書いてあります。
平和の宿という意味です。

ここが小説「バンコク楽宮ホテル」の舞台となったところです。
ここはバックパッカーたちのサンクチュアリ。
アジアやインド各地から戻ってきたバックパッカーたちが
日本に帰る前に羽を休めたところなのだそうです。

ネットからお借りした画像です。
楽宮ホテルの壁のいたずら書きは傑作ぞろいで有名だったようです。
昔の地球の歩き方にも「豊かな青春、みじめな老後」という落書きが
紹介されていました。
身につまされる言葉です。
a0238635_15484362.jpg



楽宮ホテルの全景。2階から4階がホテルで思っていたよりも
ずっと大きなホテルでした。
スワニー食堂(北京飯店)の看板が見えます。
a0238635_1512299.jpg

スワニー食堂は海外で日本食が珍しかった頃、各地を放浪して帰ってきた
バックパッカーたちが久しぶりの日本の味を廉価に楽むことのできた
バンコクで唯一の場所だったそうです。

女主人のスワニーさんは客の注文を聞き終わると必ず片言の日本語で
「アサリの味噌汁は?」と聞き、断ると鬼瓦のような顔をしたそうです。
a0238635_15114165.jpg

訪ねていったときには店のシャッターが半分閉まっていました。
中を覗くとスワニーさんらしき人は居らず、男の人がテレビを見ていたので
聞くと夕方5時半から開店するとのことでした。
そこで出直して来ることにしました。

by sheenatsilom | 2012-02-14 19:54 |
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