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バンコクから車で1時間くらいのところにシーラチャという町があります。
ここは以前は静かな海辺の小さな町だったようです。 しかし最近はこの地区からラヨーン地区にかけて日本から 大小の工場が移転してきたため、この地区の中心地として シーラチャは日本人人口率がとても高い街になっています。 この街は日本人学校がないためか単身赴任者がほとんどで そのための娯楽施設や飲食業が次々にでき 単身赴任のパラダイスと呼ばれることもあるそうです。 日本人の憩いの場、シーラチャの歓楽街。 シーラチャには数回行った事があります。 一回目は何年か前、新しくできたホテルのアフタヌーンティーに行ったとき。 二回目はしばらく後、同じアフタヌーンティーに行ったのですが この街は前述のように単身赴任者がほとんどでバンコクのような 駐妻マダム層は居ないので需要が無いらしくアフタヌーンティーは もうやっていませんでした。 三回目以降は海辺の町で日本食を食べたくなり行ったとき。 シラチャーとの関わり合いはそのくらいであまり縁がないのですが シーラチャというと思い出す人がいます。 その人とは電話で話をしただけで会った事がないのですが 自分の記憶の中を足早に過ぎ去って行った人なのです。 チャンタブリーにオフィスを借りていた頃の話なので随分前のこと、 タイに住み始めたころの話です。 日本に深夜便で帰る日のことです。 仕事が残っていたのでオフィスから空港に直接向かうつもりで 夜遅くまで人気のひけた静まり返ったビルの中の オフィスで仕事をしていました。 さてそろそろ空港に向おうかという頃、9時も過ぎていた頃でした。 オフィスの電話がけたたましく鳴るのでびっくりして何事かと思い 受話器を取りました。 電話の主はYさんでした。Yさんはチャンタブリーで会った人で 石を鑑別して欲しいとバンコクのオフィスにも訪ねていらっしゃった ことがあります。 Yさんは電話の向こうで焦っている様子で 「バンコクに居る友人から日本に電話がかかってきてこれから自殺すると 言っている、行って止めて欲しい。」ということでした。 自分はこれから空港に向うので行くのは無理だが電話をしますから、 と答え、すぐにその人に電話をしました。 その人は泥酔しているようでしたが、とにかく思いとどまるよう説得しました。 その人は電話を置く前、泣きながら、何回も「ありがとうございます、」 と言っていました。 その後、しばらくしてからYさんから電話がありました。 その電話のなかで先日のその人はバンコクから シーラチャに移り住み、しばらくして 亡くなった事、シーラチャの病院に運ばれたのだが身寄りがないため 検死もされず、死因もわからないとYさんは言っていました。 日本からの電話でしたが随分長い電話でYさんは事の経緯を細かく 説明してくれました。 その人は日本の5大商社に入る大手商社の駐在員としてタイに赴任したそうです。 そしてバンコクで若い女性と知り合い、定年退職後、日本人の奥さんと離婚し タイに来てその女性と住み始めたそうです。 ところが同居を始めてすぐにその女性は退職金を持って逃げてしまったそうです。 Yさんは続けて、遺骨は日本大使館にあること、離婚した奥さんは怒っていて 遺骨の引き取りは拒んでいて日本大使館は困っていると言うことなどを話しました。 Yさんは 話の後で「誰かお骨を引き取りに行ってくれる人はいませんかねえ?」と いいました。その当時の自分のアパートは賃貸で遺骨を置くような場所は 無かったので汗をふきふき丁寧にお断りしたのでした。 シーラチャというといつもこの話を思い出します。 こちらはタイ人の憩いの場、海に面したスワンサータラナスカパープ(運動公園)。 それぞれのペースで運動をしています。 こんな格好でジョギングしている人もいます。 それとも何かに追われているのか。。。 何かを追っているのか。。。。。 この海沿いの公園に面してお気に入りの日本食レストラン まっちゃんがあります。 公園の向こうに青い海が広がっています。 海辺の町で日本食を食べたくなったとき、時々ここに来ます。 バンコクに比べると安くて味も負けていません。 この日はとんかつ、秋刀魚の塩焼き、天ぷらなどを食べました。
by sheenatsilom
| 2012-08-13 11:05
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